Vi skal ha pause?

オスロ大学に留学中。学んだこと感じたこと考えたことの記録。

育児休業制度① ノルウェー

 

Go morgen!

気づかぬうちに、オスロは最高気温が一桁の日々になっていました⛄️暦上は秋だけど、もうずっと寒いです…(笑) 昨日は7度で「今日暖かいじゃん」って友達と共感しあっていました。

この前まで秋休みという名の課題消化weekで、私も10/17,10/24に2つのterm paperを抱えパソコンと大親友になって毎日閉館まで図書館にこもる日々でした

 

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(見た目だけ秋です)

 

2つのterm paperのトピックは

①ノルウェーに関わるトピック(3ページ)と②福祉に関する北欧国家と他国の比較(12ページ)です

 

term paperで書いたことを忘れたくないので、ここに備忘録として残します。

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今回は①

私は「家庭の男女平等達成のための政府の介入」をテーマにノルウェーの父親専用の育休 "パパクオータ"(Daddy Quota/ Father's Quota)を取り上げました。

 

まずはシステムから

ノルウェーは1993年、父親の育児参加向上を目的に世界で初めて政策として父親専用の育休を導入しました。

ノルウェーの育休は42週間(給与100%)か52週間(給与80%)のどちらかを家族で選ぶ形となっています。その内の10週間は父親専用の権利(Daddy Quota)とされていて、もし父親がとらなければ(勿論母親も使えず)権利が消滅してしまうのです。さらにこの10週間は必ずしも一括して取る必要はなく、状況に応じて仕事を早めに終わらせて残りの時間を育休に充てる「パートタイム休業」も可能となっています。こうして仕事を長期的に休むリスクをできるだけ排除しました。

ノルウェーで、ダディークオータをフルで活用している割合は68%になっていて、かなり普及していると言えます。また5歳児以下の子を持つ83%の女性が雇用されています

 

男性の育児休暇取得促進には画期的なこの制度ですが、それでもまだ問題は残ります。

*男性が一時的に育児休暇を取ったからといって根本的な「性別分業役割価値観」は未だ残っている。

*男性側の負担:フレキシブルな休業は働く男性にとって有用ですが、仕事と育児の線引きが困難なために、このどちらも中途半端になる「二重のストレス」をもたらします。先行研究では、短期的な育休は仕事と育児の線引き機能を果たし、男性は育児優先することが明らかになっています。しかしフレキシブルな休業の場合これは機能せず、育児のための十分な時間をルーティンに確保できないことで「女性によるケア」を前提としてしまいます。女性を第一のCaregiverとして、男性は第二のCaregiverになり、育児の男女平等が達成されるどころか格差を広げるとも言われています。

ちなみに家事と仕事の二重の責任を負っていることによってノルウェーでは女性からの離婚申請による離婚が多くなっているそうです。

 

ノルウェーは高福祉国家である以上、女性の労働力も必要とするため、実質的にはdual-earner modelです。共働きの家族ですね。

そのため、本来女性が背負ってしまう育児と仕事の二重の責任をどのように分散するか、昔から国をあげて考えられていたことがよくわかりました。

 

日本の育休制度とか、もっと書きたいことはあるけど、長いのでこれでおしまいです。

更新に日が空かないように頑張ります

Tusen takk på læse!